JSPは、福岡県北九州市に自動車内装材の発泡ポリプロピレン(ピーブロック)ビーズ工場を建設すると発表した。
同社の主要製品「ピーブロック」は、緩衝性、軽量性などに優れ、自動車のバンパーコア材・内装材・シートコア材等に幅広く用いられている。
国内自動車メーカーは、歴史的な円高への対応として、アジアからの部品調達等を視野に、北部九州地区での生産を加速。九州地区向けには、現在、同社四日市第二工場(三重県)から供給しているが、今後、九州地区におけるビーズ生産の需要が高まると予測。
同社は、生産能力の増強と顧客サービス向上を目的に、北九州市にピーブロック・ビーズ工場の建設を決定した。今回の新工場建設により、同社の国内におけるビーズ生産体制は、関東、中部、九州の3拠点となる。
投資額は約20億5000万円、生産能力は年間約4800トンで、2014年4月に稼働開始予定。