4日午前4時45分ごろ、福岡県北九州市門司区内の市道で、徒歩で道路を横断していたとみられる78歳の男性がクルマにはねられる事故が起きた。男性は収容先の死亡。警察は死亡ひき逃げ人として捜査を開始している。
福岡県警・門司署によると、現場は北九州市門司区恒見付近で片側2車線の直線区間。中央分離帯があり、横断歩道や信号機は設置されていない。通行人から「車道に頭から血を流した人が倒れている」という内容の通報が寄せられた。
これを受けて出動した同署員が路上で倒れている高齢男性を確認。男性は意識不明の状態で近くの病院へ収容されたが、全身を強打しており、まもなく死亡が確認された。後の調べで、死亡したのは現場近くに住む78歳の男性と判明している。
男性の着衣にはひきずられたような痕跡があり、受傷状況からも「ひきずられて死亡したもの」と判断。事故を起こしたクルマは現場に見当たらなかったことから、警察では死亡ひき逃げ事件として捜査を開始している。
現場は交番の前だったが、勤務する2人の警官は他案件の対応で午前1時ごに出動。以後は不在の状態が続いていたという。警察では事故発生の経緯を詳しく調べる方針だ。