富士通テン、産学連携で伝導ノイズを自動測定できる装置を開発

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富士通テン、伝導ノイズを自動測定できる装置を産学連携で開発
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富士通テンは、カーナビ・カーオーディオといった車載用AV機器からスピーカーなどへ電気信号を送る際、配線ケーブルから発生する伝導ノイズを自動測定できる装置を横浜国立大学大学院新井研究室、マイクロウェーブファクトリーとの産学連携で開発した。

伝導ノイズの測定はこれまで、測定装置の構造上、配線1本ごとに手作業で測定していた。今回、測定装置の構造を見直し、独自の測定アルゴリズム・アンテナなどの仕様を構築することで、測定の自動化を実現した。

この自動測定装置の活用により、多数の配線ケーブルから発生するノイズを自動で測定することが可能となり、測定品質の均一化、省人化によるノイズ対策の効率化、自動測定による開発期間の短縮が図れる。

多くの業界で伝導ノイズを抑制する規定が国際規格で定められており、伝導ノイズ測定の必要性が高まっている。今回開発した自動測定装置は、製品開発の試作段階で運用を開始しており、今後は対象製品を拡大することで伝導ノイズ測定品質の向上を図る。

《レスポンス編集部》

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