トヨタ自動車、ホンダ、フォードモーター。米国でハイブリッド乗用車をラインナップしている主要3社の、7月ハイブリッド車販売実績が出そろった。
各社の発表によると、7月に米国で最も売れたハイブリッド車は、引き続きトヨタ『プリウス』シリーズで、1万6643台を販売。6月の1万9150台からは減少したものの、昨年3月の東日本大震災後の減産の反動増は継続。7月は前年同月実績に対して2倍以上と、大幅増が続く。
1万6643台の内訳は、プリウスが前年同月比25.7%増の9936台と、全体の約6割を占有。また、3月に追加された『プリウスc』(日本名:『アクア』)は3065台、『プリウスv』(日本名:『プリウスα』)はこれに並ぶ2954台を売り上げる。
レクサスブランドでは、『CT』や『GS』、『RX』などを合わせて2765台。前年同月実績に対して7.9%増と、6月の3倍以上の伸びからは落ち着いた。
ホンダは、『シビックハイブリッド』が前年同月比51.4%増の471台と好調。しかし、プリウスとの開きは大きい。また、『インサイト』は前年同月比57.5%減の419台、『CR-Z』は62.4%減の419台と、引き続き大幅減だ。
フォードモーターでは、SUVの『エスケープ』が新型発売の影響で、前年同月比92.3%減の50台と縮小。一方、中型セダンの『フュージョン』は、前年同月の2.4倍の1109台と好調だ。リンカーンブランドでは、『MKZ』が23.8%増の594台と伸びている。