三菱自動車、想定為替レートを円高方向へ修正

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三菱自動車2012年度第1四半期業績会見
  • 三菱自動車2012年度第1四半期業績会見
  • 三菱自動車2012年度第1四半期業績会見 青砥修一常務

三菱自動車は7月30日、2012年度第1四半期業績を発表した。その席上、青砥修一常務は想定為替レートについて、「第2四半期以降、1ユーロ95円に修正した」と述べた。

同社は期初、1ユーロ103円と想定。第1四半期は106円と好転したが、「ここ数か月の状況を見ると、実勢レートがかなり落ちてきている。悪くなることを前提に見直した」という。通期平均では1ユーロ97円とし、期初予想から6円円高方向になる。ドルについては期初の想定レートを変えず、1ドル78円のまま。

1円の変動による営業利益への影響額は、ドルで20億円、ユーロで10億円だが、タイ工場の生産拡大でタイバーツ建ての取引が増えた結果、連結ベースではバーツとユーロとの間でナチュラルヘッジが効くようになり、為替への抵抗力が向上しているという。

《山田清志》

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