死亡ひき逃げで逮捕の男、「当たったのは人ではない」と容疑否認

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7月26日午前5時ごろ、岡山県勝央町内の国道429号で、頭から血を流した状態で路上へ倒れていた72歳の女性を通行人が発見。警察に届け出た。女性は収容先の病院で死亡。警察はひき逃げ事件として捜査を開始し、同日中に24歳の男を逮捕している。

岡山県警・美作署によると、現場は勝央町植月中付近で片側1車線の緩やかなカーブ。信号機や横断歩道は設置されていない。71歳の女性は徒歩で道路を横断していた際、進行してきた乗用車にはねられたものとみられる。

通行人が路上に倒れている女性を発見して警察に通報。女性は近くの病院へ収容されたが、頭部強打などが原因でまもなく死亡した。周辺にはクルマの破片が散らばっており、警察ではひき逃げ事件として捜査を開始した。

周辺での捜索を行ったところ、同町内の民家敷地内駐車場で衝突痕のある乗用車を発見。このクルマを使用していた24歳の男に任意で事情を聞くとともに、現場で採取した破片との照合を行ったところ、これが合致したことから容疑者と判断。同日夜までに自動車運転過失致死と道路交通法違反(ひき逃げ)容疑で逮捕している。

調べに対して男は「何かにぶつかったような衝撃を感じたが、人ではない」などと供述。ひき逃げについても否認しているようだ。警察では事故当時に同乗していた2人からも任意で事情を聞く方針だ。

《石田真一》

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