日本ミシュランタイヤは7月24日、トラック運送事業を手がける藤伸本社で、トラック・バス用タイヤのプレス見学会を開催した。
同会では藤伸より、リグルーブタイヤの導入による経費削減事例の発表と日本ミシュランタイヤが推奨するリグルーブのデモンストレーションが行われた。
日本ミシュランタイヤのリグルーブは、摩耗が進んだタイヤに再び溝を刻み、タイヤ性能を維持して製品寿命を最大25%延長するタイヤリサイクル方法。リグルーブタイヤは、トレッドの変形が少なくなることから発熱が抑制され、転がり抵抗が低減されるため、環境配慮だけでなく低燃費走行も両立できる。
藤伸の沖本朗専務は「2007年がタイヤ経費のピークで、1台あたり年間11万5000円だった。リグルーブタイヤに順次移行し、2010年では1台あたり年間6万8000円と3年間で約38%もコストダウンに成功した。2013年には、さらなる経費削減を目指し、2007年比50%ダウンを目標としている」と語った。