日本興亜損害保険の二宮雅也社長は11日、都内で開催されたBSサミット事業協同組合の全国大会であいさつし、「リサイクルパーツの活用こそが環境対応と自動車保険収支改善に大きく貢献する取り組みである」と強調した。
二宮社長は「昨今の自動車保険を取り巻く環境は保有台数の減少、少子高齢化などの影響が顕著で、自動車保険の収支も大変厳しい情勢となってきている。BSサミットのみなさんが取り組んでいる事故車両の修理時における『第一に修正』、次に『修正できない場合のリサイクルパーツ活用』の取り組みこそが環境対応と自動車保険収支改善に大きく貢献すると実感している」と述べた。
その上で「リサイクルパーツの普及活用は必須で、これについては先駆者であるBSサミットのみなさんとともに進めていきたい」と重ねて強調した。
BSサミット事業協同組合は、損害保険会社の指定工場などになっている自動車整備事業者で組織する全国団体。約500の事業者が加盟している。