29日、BMWグループとトヨタは協力関係強化で合意したと発表。トヨタの豊田章男社長は「今回の提携は規模を拡大を目指すものでなく、純粋に両社が“もっといいクルマを追求する”ためのものです。資本提携のための提携でもありません」と述べた。
続けて、「ニュルブルクリンクでテストをしていると、必ず私を追い越していく車がある。それがBMWです。走りに関して一家言ある会社、クルマは道が作ることを知っている会社、ニュルで最も意識するライバル、私にとってBMWは尊敬すべきクルマ会社なのです」。
「もっといいクルマを追求するという共通の価値観をもち、ともに尊敬の念を持っている両社であるから、わずか半年で次のステップに踏み出せることが出来ました」
「ハイブリッドやFCといった環境技術はトヨタが強みとしている分野でBMWの役に立てると信じている。一方、スポーツカー開発はBMWが得意とする分野で、BMWと協業することでどんなクルマ生まれるのか、想像するだけでワクワクした気持ちになります」
「両社の強みを生かして環境にも優しく、世界中のクルマ好きを興奮させるスポーツカーの誕生を私自身が一番楽しみにしている」と述べた。