住友商事は4日、国内の薄板事業を強化するため、2012年10月1日付けで谷本鐵鋼と住商鋼板加工(SKK)を経営統合することを決定した。
新会社名はサミットスチールで、社長には谷本鐵鋼の北山社長、副社長にはSKKの金子社長がそれぞれ就任する予定。本社所在地は、現在の谷本鐵鋼本社の予定。
谷本鐵鋼は、2005年に住友商事グループに加わった。住友商事グループが全額出資しており、住友商事の国内最大のコイルセンター。加工拠点は、大阪、千葉、広島、山口にあり、年間加工能力は約64万t。
SKKは1969年に設立された住友商事の中核コイルセンターで、住友商事が89.2%、住友金属工業が10.8%それぞれ出資する。加工拠点は、大阪、滋賀、兵庫、大分に所在し、年間加工能力は約56万t。
住友商事は、今回の経営統合により事業の効率化を推進し、技術力、サービス力の向上を図ることで、顧客、仕入先への対応力を強化する。