飲酒運転の口止めに多額の現金を騙し取った男たちを逮捕

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出会い系サイトで知り合った女性が飲酒運転するクルマへ故意に追突し、口止め料と修理代名目の現金を騙し取ったとして、愛知県警は29日、県内に在住する28歳の男ら5人を詐欺容疑で逮捕した。5人とも容疑を大筋で認めているという。

愛知県警・岡崎署によると、逮捕された5人は共謀。このうち26歳と25歳の男は2011年12月14日、出会い系サイトで知り合った20歳の女性2人に岡崎市内のカラオケ店で酒を飲ませた後、「別の店に行こう」と誘い、女性2人に軽乗用車を飲酒運転させるように仕向けた。女性2人は言われるままにクルマを運転したが、別の男2人が乗ったクルマが故意に追突。「飲酒運転を通報する」、「警察へ行くぞ」などと騒ぎ立てた。

この際、女性と一緒にいた男たちはトラブルの仲裁に入り、女性に対して「ここはお金で済まそう」と持ちかけ、1人あたり70万円、合計140万円を支払わせたとみられる。女性たちは現金を持っていなかったが、現金貸し付けの仲介も同じ男が行っていた。

グループには事故に加担してない別の男が1人おり、警察ではこの男が事件の首謀者とみて厳しく追及するとともに、県内で発生した同様の事件にも関与した疑いがあるとみて、調べを進めている。

《石田真一》

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