脱法ハーブと大麻使用で暴走の男、危険運転容疑で送検

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今月6日、大阪府大阪市福島区の車両通行禁止となっている市道で乗用車を暴走させ、歩行者2人を負傷させた22歳の男について、大阪府警は25日、危険運転池沼容疑で送検した。27日には大麻取締法違反(所持)容疑で再逮捕している。

大阪府警・福島署によると、問題の事故は2012年5月6日の午前10時20分ごろ発生している。大阪市福島区吉野2丁目付近の車両通行禁止となっている市道を乗用車が暴走。速度を落とすことなく約400mに渡って進行を続け、その間に歩行者2人と接触。この2人が骨折や打撲などの重軽傷を負った。

クルマはそのまま逃走したことから、警察は重傷ひき逃げ事件として捜査を開始。同日正午ごろには大阪市福島区海老江8丁目の付近に放置されていた容疑車両とみられる衝突痕のあるレンタカーを発見。このクルマを借り出していた大阪市平野区内に在住する22歳の男を自動車運転過失傷害と道路交通法違反(ひき逃げ)容疑で逮捕した。

男は「運転前に脱法ハーブを使った」、「運転時の記憶は無いが、誰かに捕まってはいけないと思って逃げていた」などと供述。男の自宅からは脱法ハーブや大麻などが発見されていた。

警察では自動車運転過失罪よりも厳しい危険運転罪の適用を模索してきたが、脱法ハーブは薬効の特定が難しかったが、販売者から「摂取すると興奮状態に陥る」と証言が取れたことや、薬効が確定している大麻成分も検出したことから、危険運転致傷容疑の適用を決め、25日に送検。27日には大麻使用で再逮捕した。

《石田真一》

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