パトカーから逃走の車が横転し2人が死傷、飲酒運転の男を逮捕

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14日午後11時25分ごろ、愛知県岡崎市内で交通違反を行ったとして、直前までパトカーの追跡を受けていた乗用車が路外に逸脱。橋の欄干に衝突する事故が起きた。車は横転中破し、乗っていた2人が死傷。対向車も路外へ転落し、1人が負傷している。

愛知県警・岡崎署によると、岡崎市錦町付近をパトロールしていた捜査車両(覆面パトカー)が、右折禁止の交差点を右折していく乗用車を発見。これを追跡し、信号待ちで停車した際に職務質問をしようとしたが、車は青信号に変わった瞬間に急発進し、そのまま逃走した。

パトカーはただちに追跡を開始。車は速度を上げて逃げ続けたが、約5分後に岡崎市日名西町付近の県道(片側2車線の直線区間)を走行中に路外へ逸脱。欄干に衝突した弾みで横転。これを避けようとした対向車1台も急ハンドルを切った弾みで路外に転落している。

この事故で横転した車から投げ出された26歳の男性が全身強打でまもなく死亡。運転していた同市内に住む26歳の男が軽傷を負った。また、対向車を運転していた56歳の男性が頭部打撲の軽傷を負った。

乗用車を運転していた男からは酒気帯び相当量のアルコール分が検出されており、警察は男を自動車運転過失致死傷と道路交通法違反(酒気帯び運転)容疑で逮捕している。調べに対して男は容疑を認め、「死亡した男性と一緒に酒を飲んだ」、「逃げれば捕まらないと思った」などと供述しているという。

《石田真一》

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