アウディジャパンは、アウディ初のプレミアムコンパクトSUV『Q3』の発売を開始した。
Q3のポジショニングについて、同社代表取締役社長の大喜多寛氏は、「(SUVの)Qシリーズのエントリーモデルとして、販売台数を構築していきたいというモデル」だとし、「素晴らしいデザインと、SUVで必要な多機能をすべて持ち合わせた、都市型のコンパクトSUVという新しいクルマの役割を(アウディの中で)担っています」と述べた。
また、アウディはSUVモデルの『Q5』があり、BクラスSUVセグメントでは2年連続トップシェアである。そこで、ひとつ下のセグメントに属するQ3も、競合であるBMW『X1』を上回り、このセグメントでもトップを目指すとした。
そして、大喜多社長は、アウディがコンパクトSUVを出す理由について、都市化という背景があるという。「日本では東京や大阪、名古屋。アメリカではニューヨークやロスなど、都市に人口が集中してきています。そして、コンパクトなサイズというのが必然的にニーズとして挙がってきます」。また、様々なニーズを持ったユーザーがいることから、「アウディとしてはSUVの多機能性をコンパクトにまとめて、それを楽しんでもらいたいということなのです」。
そのターゲットユーザーは、“アーバンライフ エクスプローラー”だと大喜多氏。「都市に住んでいて、いろいろな活動や価値観を自己表現している人。こういった方々のマルチファンクションなニーズに合うクルマとして、Q3で対応していきたい」と語る。
今年は1500台が目標。5月発売であることと、1グレードでのスタートのためこの数字であるが、「小さいけど自信作」だとした。