4日、米国で開幕したニューヨークモーターショー12。BMWのブースでは、米国初上陸となる『X1』が注目を集めた。
X1は2009年9月、フランクフルトモーターショー09で発表。『X5』や『X6』など、BMWのSAV(スポーツ・アクティビティ・ビークル)の入門車として登場した。
しかし、米国にはこれまで、X1は導入されていなかった。米国市場で販売するには、ボディサイズが小さいなどの判断があったと推測されるが、米国ではSAVシリーズの入門車といえば、『X3』だったのである。
今回のニューヨークモーターショー12において、BMWはX1の米国市場投入を宣言。同時にデビュー以来、初となる大幅改良モデルを披露した。
外観は、フロントをフェイスリフト。バンパーのデザインを改め、キドニーグリルも若干大型化された。ヘッドライトは内部のデザインを変更。ドアミラー、アルミホイール、テールランプ、リアバンパーなどのデザインもアップデートした。
米国仕様のラインナップは、「sドライブ28i」、「xドライブ28i」、「xドライブ35i」の3グレード構成。sドライブ28iとxドライブ28iは、2.0リットル直列4気筒ガソリンターボで、最大出力240ps。xドライブ35iは、最大出力300ps を引き出す3.0リットル直列6気筒ガソリンターボを積む。
X1は米国では今秋、2013年モデルとして発売。同じくニューヨークモーターショー12では、メルセデスベンツが『GLK』の大幅改良モデルを初公開しており、このGLKと競合することになる。