クラレは、MMA(メタクリル酸メチル)モノマーおよびMAA(メタクリル酸)について、4月16日出荷分より国内価格を25円/kg値上げすることを決定した。
MMAモノマーは、自動車用途を中心とした需要が堅調であり、光学用途を中心としたPMMAの需要も回復基調にある。エステル・塗料・接着剤などに展開するMAAも需要は堅調で、いずれも日本およびアジア地域を中心にタイトな状況となっている。
同社は、前回2011年4月に価格改定を実施したが、昨今の原油・ナフサ価格の上昇による主要原料や副原料コストの上昇で、MMAモノマー・MAAの事業収益が急速に悪化。安定供給の維持、採算改善のために、価格改定を実施する。