文部科学省では、4月16日から始まる「第53回科学技術週間」の記念イベント「平成24年度科学技術週間サイエンスカフェ」の参加申し込みを受け付けている。
「科学技術週間」は、科学技術について広く一般に理解と関心を深めてもらい、日本の科学技術の振興を図ることを目的に昭和35年に制定されたもの。毎年、4月18日の「発明の日」を含む、月曜から日曜までの1週間と定められており、今年は4月16日から22日までとなっている。
若者の「科学技術離れ」や「理科離れ」が指摘されるなか、文部科学省では、全国各地の科学館や博物館、研究所などと連携し、科学技術に親しむためのさまざまな関連イベントを行っている。
同省が主催する「科学技術週間サイエンスカフェ」は、東京と大阪の3会場で実施予定。東京では、文科省内の情報ひろばラウンジにて、4月16日の月曜から20日金曜にかけ、毎晩午後6時30分から日替わりテーマでトークライブを開催する。対象は高校生以上で、ガンマ線や核融合エネルギー、木星探査計画などのテーマが予定されている。
また、4月20日の土曜と21日の日曜には、北の丸公園内の科学技術館で、小学生以上を対象としたワークショップを実施。JAXA職員による宇宙環境をテーマとした実験教室や、津波のメカニズムとその減災対策など、4つのテーマで開催する。
大阪では、大阪市西区の大阪科学技術センター(大阪科学技術館)を会場に、4月20日と21日に小学生以上を対象としたワークショップを開催予定。放射性のゴミの分別技術や味覚の科学など、4つのテーマが予定されている。
いずれの会場も参加費は無料で定員は各30名。事前申し込みはメールにて受け付ける(大阪会場はファックスも可)。