GM、オーストラリア工場に大型投資…現地生産を維持へ

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ジュリア・ギラード首相とGMホールデンのマイク・デヴリュー会長
  • ジュリア・ギラード首相とGMホールデンのマイク・デヴリュー会長

オーストラリアでは、日産自動車と三菱自動車が現地生産から撤退し、トヨタ自動車も現地工場での減産を実施。そんな中、GMがオーストラリア生産を維持するための大型投資に踏み切る。

これは22日、GMのオーストラリア部門、ホールデンが発表したもの。同社の発表によると、GMはオーストラリア政府からの2億7500万オーストラリアドル(約236億円)の補助金を含めて、今後10年間にオーストラリア事業へ10億オーストラリアドル(約860億円)を投資するという。

投資の中の大きな柱が、新型車の生産。GMのオーストラリア・エリザベス工場において今後10年以内に、2種類の新型車の生産を開始する計画だ。

GMの投資発表には、オーストラリアのジュリア・ギラード首相も出席し、国を挙げての現地生産の維持をアピール。今回の投資により、GMのオーストラリア現地生産は、少なくとも2022年までは維持される。

ホールデンのマイク・デヴリュー会長は「2つの新型車は、GMの最新グローバルプラットホームをベースに開発。燃費性能に優れ、車載インフォテインメントや安全装備も充実する」と語っている。

《森脇稔》

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