香港映画界を背負って立つ3人、ダンテ・ラム監督、ニコラス・ツェー、ニック・チョンのクライム・サスペンス、『ビースト・ストーカー/証人』。その激しいカーアクションシーン写真が公開された。
本作は、昨2011年日本で公開され話題を呼んだ香港映画『密告・者』以前に、同じスタッフ、キャストで製作されており、本国では既に高い評価を得ている。
公開された場面写真は、ツェー演じる刑事トンが、犯罪者を追い詰めるカーチェイスの途中で交通事故に巻き込まれてしまうシーンだ。刑事と犯罪者の2台だけでなく新たに3台目加わり、吹き飛んで横転する。この交通事故は物語の重要なカギとなるシーンでアクションにも相当な力が入っているという。
横転した車は、「キャノンロール」というスタント技術を用いられて撮影された。この技術は、車内に大砲を設置して、走りながら大砲を発射しその威力を利用してロールオーバーで横転するというスタント。CGでは再現できないリアルな事故現場をめざした。
ストーリー……刑事トン(ツェー)はある事件で幼い少女を死なせてしまう。その事故の3か月後、少女の母親アン(チャン・ジンチュー)のもう一人の娘リンが誘拐される。犯人は元ボクシング選手のホン(ニック・チョン)。ホンは病気の妻の治療費のために犯罪に手を染めていた。トンは何かに取り憑かれたようにホンを追いかける。一方、ホンにもトン、そしてアンに復讐する理由があった。
『ビースト・ストーカー/証人』
●公開日:4月7日(土)より、シネマスクエアとうきゅうほか全国順次ロードショー。
●提供:キングレコード
●配給:ブロードメディア・スタジオ