路肩の自転車をひき逃げ、出頭の男は容疑否認

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11日午前4時20分ごろ、茨城県ひたちなか市内の市道で、路肩を走行していた自転車に対し、後ろから進行してきた乗用車が追突する事故が起きた。自転車に乗っていた男性が意識不明の重体。クルマは逃走したが、警察は後に30歳の男を逮捕している。

茨城県警・ひたちなか西署によると、現場はひたちなか市東石川付近で片側2車線の直線区間。74歳の男性が乗る自転車は道路左側の路肩を走行していたとみられるが、後ろから進行してきた乗用車が追突した。

自転車は弾き飛ばされるようにして転倒。男性は路上に投げ出された際に頭部を強打し、近くの病院へ収容されたが意識不明の重体となった。

クルマは現場から逃走したため、警察は重傷ひき逃げ事件として捜査を開始したが、事故発生から約12時間後になって同市内に在住する30歳の男が警察へ出頭。事故への関与を大筋で認めたことから、自動車運転過失傷害と道路交通法違反(ひき逃げ)容疑で逮捕している。

調べに対して男は事故を起こしたこと自体は認めているものの、「人をはねた認識はない」として、ひき逃げについては否認しているようだ。警察では事故当時に男が飲酒運転をしていた可能性もあるとして、逃走の動機を厳しく追及するとともに、事故発生の経緯を詳しく調べている。

《石田真一》

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