路線バスが車線逸脱して正面衝突、運転者が意識不明

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10日午前11時35分ごろ、宮崎県宮崎市内の県道を走行していた大型路線バスが対向車線側へ逸脱。対向車線を順走してきた軽乗用車と正面衝突する事故が起きた。バスの運転者が意識不明の重体。軽乗用車の2人が軽傷を負っている。

宮崎県警・宮崎南署によると、現場は宮崎市恒久付近で片側1車線。JR日豊線の下を通るアンダーパス。宮崎交通バスの運行する路線バス(JR宮崎駅発〜宮崎大学・大学病院行き)が斜行するようにして対向車線側へ逸脱。直後に対向車線を進行してきた軽乗用車と正面衝突。後ろに押し戻された軽乗用車には後続の乗用車も追突した。

正面衝突した双方の車両は中破。バスを運転していた61歳の男性は意識不明の重体。軽乗用車に乗っていた2人が打撲などの軽傷を負った。バスの乗客6人と、軽乗用車に同乗していた乳児、乗用車の運転者にケガはなかった。

バスの運転者に目立った外傷は無く、現場にブレーキ痕も見当たらないことから、警察では運転中に疾病原因で意識を失い、コントロールされていない状態で衝突に至った可能性も高いとみて、事故発生の経緯を詳しく調べている。

《石田真一》

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