ドイツのGUMPERT(グンペルト)社は6日、スイスで開幕したジュネーブモーターショー12において、『アポロ・エンレイジド』(ENRAGED)を初公開した。
GUMPERT社は、元アウディのモータースポーツ部門統括責任者、ローランド・グンペルト氏がドイツに設立。2004年、オリジナルスーパーカーの『アポロ』を発表した。同車は、宇宙船をイメージしたという独特のフォルムが特徴。最新モデルの『アポロスポーツ』は、ニュルブルクリンク北コースにおいて、7分11秒57というラップタイムを記録している。
アポロ・エンレイジドは、アポロをベースに、同社の公道走行が可能なモデルとしては、最強のパワーを与えたモデル。アウディ製をルーツとする4.2リットルV型8気筒スーパーチャージャーを専用チューン。最大出力は780psを引き出す。これはベースエンジンの650psから、130psのパワーアップを果たした計算だ。
軽量化を推進しているのも、アポロ・エンレイジドの特徴。乾燥重量は1175kgと、非常に軽量に仕上げられる。パフォーマンスデータは公表されていないが、780psのパワーとの組み合わせで、刺激的な走行性能を備えているのは間違いなさそう。
なおこのアポロ・エンレジド、ブラック、レッド、ブラックの3色で塗装されたボディは、ドイツ国旗がモチーフとなっている。