昭和電工は2日、電解コンデンサーの主要材料である高純度アルミ箔の事業強化策の一環として中国の生産拠点の起工式を行なった。
経済成長にともなって中国では、家電製品から自動車まで幅広く使用される電解コンデンサー市場の拡大が見込まれている。同社は現地生産拠点の新設などにより、中国での電解コンデンサー用高純度アルミ箔の需要拡大にタイムリーに対応する。
起工式は、江蘇省南通市の南通経済技術開発区の工場建設予定地で行った。新設する中国拠点では、同社堺事業所(大阪府堺市)から供給する高純度箔地の最終加工までを行い、中国国内の納入先に販売する。生産開始は2013年後半の予定。