日本損害保険協会は、損害保険会社の業務に関する苦情対応や紛争解決手続きなどを行っている「そんぽADRセンター(損害保険紛争解決サポートセンター)」の業務内容を拡充するとともに受付窓口を新たに10か所新設し11か所体制にすると発表した。
そんぽADRセンターは法令に基づいて国の指定を受けた指定紛争解決機関として、損保協会本部内に設置され、2010年10月から中立・公正な立場で業務を行っている。
さらに損保協会では、全国11か所に設置した「そんがいほけん相談室」を通じて損害保険に関する様々な相談・照会・苦情に対応しているほか、全国に47か所ある「自動車保険請求相談センター」では自動車保険・自賠責保険の保険金請求に関する相談・照会・苦情対応を行っている。
この3組織を4月1日付けでそんぽADRセンターに再編・統合し、相談・苦情・紛争受付体制を一元化する。さらにセンターの受付窓口を札幌、名古屋、大阪、福岡など10か所に新たに設置する。これにより中立・公正な立場による相談・苦情・紛争窓口がより身近で便利に利用できるようになるとしている。