ホンダの米国法人、アメリカンホンダモーターは8日、『フィットEV』を、カリフォルニア州のグーグル(Google)本社に引き渡した。
フィットEVは、『フィット』ベースのEV。燃料電池車の『FCXクラリティ』用のモーターを搭載し、米国EPA(環境保護局)方式の予想最大航続距離は198kmを実現する。二次電池は、蓄電容量20kWhのリチウムイオンバッテリー。充電は240Vチャージャーなら、約3時間だ。
ホンダは今回、グーグルやスタンフォード大学、トーランス市が共同で行う「ホンダEVデモンストレーションプログラム」の一環として、フィットEVをグーグルへ納車。同車は米国では2012年夏、一般顧客向け販売が開始されるが、それを前に、最終的な性能確認などが行われる。
アメリカンホンダモーターは同時に、スタンフォード大学にもフィットEVを納車。同社のスティーブ・センター副社長は、「グーグルやスタンフォード大学からのフィードバックが、未来のEV技術の開発に役立つだろう」とコメントしている。