豊田自動織機は、26日開催の取締役会において、北米市場向けカーエアコン用コンプレッサーの部品生産会社の設立を決議したと発表した。
設立する新会社は、トヨタ・インダストリーズ・コンプレッサー・パーツ・アメリカ(TICA, Toyota Industries Compressor Parts America, Co.)で、米国・ジョージア州ペンダーグラスに、2012年2月設立予定。投資額は3億5000万米ドル(約280億円)。
同社は現在、北米市場向けカーエアコン用コンプレッサーをミシガン・オートモーティブ・コンプレッサー(MACI)およびティーディー・オートモーティブ・コンプレッサー・ジョージア(TACG)にて現地生産し、自動車メーカー各社に供給している。
近年、北米市場において環境意識の高まりにより、省燃費に優れた可変容量タイプの需要が伸びており、MACI、TACGでは同タイプの生産拡大を計画。これに対応するため、北米市場向けカーエアコン用コンプレッサーの部品生産会社を設立して、部品をMACIおよびTACGへ供給する。