新神戸電機が発表した2011年4〜12月期(第3四半期)の連結決算は、営業利益が前年同期比40.4%減の32億2300万円と大幅減益となった。
アイドリングストップ車用鉛蓄電池などの新エネルギー・環境関連製品の開発・販売とグローバル戦略の強化に努めた結果、車両用電池は好調で、コンデンサ部門、合成樹脂製品部門の不振をカバー、売上高は同0.9%増の683億5500万円と微増ながら増収だった。
収益では、電池・電気機器部門のモデルミックスの悪化などから、経常利益は同37.4%減の34億5900万円と減益だった。当期純利益は同45.3%減の19億0200万円となった。
通期業績見通しは、鉛蓄電池の品種構成変化やコンデンサの海外での売り上げが低迷していることから売上高が前回予想より5億円マイナスの930億円に修正した。営業利益も20億円マイナスの50億円、経常利益が20億円マイナスの49億円、当期純利益が12億円減の30億円に下方修正した。