東京工業大学理学研究流動機構・片岡龍峰氏によるツイートで話題となった日本でのオーロラ観測。24日から25日にかけて日本でオーロラを見ることはできなかったようだ。
片岡氏は23日twitterにおいて、巨大フレアの発生により24日から25日にかけて「日本でもオーロラが見られる可能性があります」とコメントし、ネットで話題となっていた。
25日早朝の投稿では、同氏は「おはようございます。昨晩は大変お騒がせいたしました。現状のデータを確認したところ、1)コロナ質量放出は衝撃波のみが地球をかすめ、2)太陽風スピードは大幅に減速し、3)磁場も殆ど南を向かないという3つの悪条件が重なり、日本でオーロラが出るほどの大磁気嵐に発達する望みは絶たれました」。
「これら3つの条件については、いずれも興味深く、また早い段階で正確に予測できる見込みがありそうです。今回の反省をふまえて、“使える”宇宙天気予報シミュレーションの実現を目指して研究の軌道修正をします。改めて要点が浮き上がって気合いが入りました」とコメントしている。