ブリヂストンの新経営体制の抱負

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左から新CEO津谷氏、新会長の荒川氏、新COO西海氏
  • 左から新CEO津谷氏、新会長の荒川氏、新COO西海氏
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2012年1月11日、ブリヂストンは経営体制の変更を発表した。

これまでの代表取締役・荒川詔四氏は、代表権のない取締役会長に。代表取締役専務執行役員・津谷正明氏は代表取締役CEOに、代表取締役専務執行役員・西海和久氏は代表取締役COOとなる。新体制は1月11日朝の取締役会にて決議され、3月に予定される定時株主総会および、その直後の取締役会の認証を経て発効される。

「具体的に申し上げますと、経営トップを会長/CEO/COOの3役とする新しい体制とします。この新しい経営体制は、迅速な意思決定を促進し、同時にガバナンス体制強化を含む、CSRコミットメントの姿勢を明確に反映するもので、当社が未来に向けて新たな一歩を踏み出すことを示すものです」と荒川氏は説明する。

3役の役割分担は、従来からの社長業を分け、経営全般と戦略をCEO、日々のオペレーションをCOOが担当し、会長は取締役会とのパイプ役を担うという。

「6年前、荒川グループCEOが“タイヤ・ゴム会社として名実共に世界一の地位の確立を目指す”と経営の最終目標に掲げました。この最終目標を強く意識し、また当社を真のグローバル企業として展開するために、数多くの経営改革を断行し、当社を導いたのです。新経営体制の元でも将来を見つめ、経営改革を継続し、ガバナンス体制のさらに強化する基本方針を貫き、提唱してゆきます」と津谷は挨拶する。

「現在の逆風をむしろチャンスととらえ、従来の枠を超えた新しい技術やビジネスモデルの構築に積極的に取り組んでまいります」と西海氏は決意を語った。

《鈴木ケンイチ》

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