東京海上ホールディングスは、10月にタイで発生した洪水に伴う保険金の支払いの影響で、2012年3月期の連結純利益予想を従来の1450億円から900億円に下方修正すると発表した。
前期との比較では25%の増益となる見通し。タイ洪水の被害に伴う保険金支払額は11月18日時点で1000億円を見込んでいる。また現在、国会に提出されている法人税率関連法案が成立した場合、繰り延べ税金資産を約800億円取崩すため、純利益は100億円になるもうようとしている。
傘下の中核である東京海上日動火災保険も通期純利益予想を従来の1220億円から730億円に下方修正した。前期との比較では28%の減益になる見通し。