愛知機械の中間期決算…マーチ 生産移管や原材料高騰で大幅減益

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HR15DEエンジン。日産キューブに搭載
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愛知機械工業が発表した2011年9月中間期の連結決算は、経常利益が前年同期比30.8%減の28億0600万円と大幅減益となった。

売上高は同2.0%減の567億3500万円と小幅な減収となった。エンジンは、日産自動車の欧州向け『ジューク』、『キャシュカイ』搭載分などが好調に推移したものの、『マーチ』用エンジンの組立がタイに移管されたこと、東日本大震災により国内向け『ティーダ』、『キューブ』搭載分が減少したことなどから減収となった。

マニュアルトランスミッションは、日産の欧州向けキャシュカイ搭載分が増加したことなどから好調だった。また、自動車部分品ほかは、日産のマーチ用部分品、電気自動車『リーフ』用減速機が立ち上がったことなどから増収となった。

収益では、減収や原材料高騰で収益率が悪化、営業利益は同30.9%減の28億0700万円と大幅減益となった。当期純利益は同30.2%減の16億5600万円となった。

通期業績見通しは前回予想を据え置いた。

《レスポンス編集部》

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