三菱自動車が発表した8月の生産・国内販売・輸出実績によると、総生産台数は前年同月比8.3%減の8万2351台と、前年を割り込んだ。
国内生産は同19.2%減の4万0431台と2か月連続でマイナスとなった。震災による部品不足の影響で生産が本格回復していないのに加え、国内販売が低迷しているのが主因だ。
海外生産は同5.5%増の4万1920台と8か月連続で前年を上回った。主力のアジアが同3.5%増となったほか、北米、欧州も伸びた。
国内販売は同37.0%減の5561台と大幅に落ち込み、12か月連続マイナスだった。前年がエコカー補助金終了前の駆け込み需要があったことから、今年は反動で落ち込んだ。
輸出は同19.4%減の3万0916台と3か月ぶりに前年を下回った。欧州向けが同10.5%減と低迷、アジア向け、北米向けも低調だった。