日本鉄鋼連盟が発表した7月の普通鋼鋼材需給によると、前年同月比3.0%減の595.1万トンと5か月連続でマイナスとなった。
出荷は、国内向けが同3.7%減の388.7トンと5か月連続マイナス。輸出は同0.1%減の221.7万トンで微減ながら2か月ぶりの減少となった。この結果、出荷合計では同2.4%減の610.4万トンと5か月連続の減少となった。
7月末のメーカー・問屋在庫は、前月末比2.3%減の660.6万トンで2か月連続の減少となった。内訳をみると、メーカー在庫が同1.2%減、問屋在庫が同6.1%減となった。
国内・輸出別では、国内向在庫が同3.0%減と2か月連続の減少となった。輸出船待在庫は同1.0%増と2か月ぶりに増加した。
在庫増減についてみると在庫が前月末比1万トン以上減少した品種は、鋼管、冷延広幅帯鋼、小形棒鋼、H形鋼、軌条、中小形形鋼だった。
7月末の在庫率は、前月末と比べて2.5ポイント上昇し108.2%となったが、4か月連続して100%を上回った。うち、国内在庫率は2.2ポイント低下し139.7%となった。