インド新車市場でトップシェアを誇るスズキのインド子会社、マルチスズキは1日、7月のインド新車販売の結果を公表した。輸出を含めた総販売台数は7万5300台。前年同月比は、2か月連続のマイナスとなる25.3%減。6月の8.8%減に対して、減少幅が拡大した。
7万5300台の販売台数の内訳は、インド国内が6万6504台。前年同月比は26.2%減と、2か月連続のマイナスだ。また、輸出は18.1%減の8796台と、10か月連続の減少となった。
車種別では、主力のAセグメントの『アルト』『ワゴンR』『ゼン・エスティロ』『スイフト』『リッツ』(日本名:『スプラッシュ』)『A‐スター』などが、トータル5万2483台を販売。前年同月比は31%減と、大幅に減少する。
Aセグメントの中では、ミッドサイズに位置する『SX4』が、唯一23.8%増の2303台と健闘。A2セグメントの下に位置するCセグメントでは、『オムニ』『イーコ』が、前年同月比1.7%減の1万3379台とマイナスに転じている。
マルチスズキは、7月のインド新車販売が落ち込んだ理由として、「国内2工場で、生産車種の変更に伴うライン停止があったため」と説明している。