デンソーが発表した2011年4〜6月期(第1四半期)の連結決算は、営業損益が43億の赤字となった。前年同期は706億円の黒字だった。
東日本大震災の影響で自動車メーカーが部品不足で減産を余儀なくされたことから、同社の受注も大幅に落ち込んだ。売上高は前年同期比21.5%減の6302億円だった。
収益では、円高による為替差損、素材高騰に加え、震災で一時的な費用が発生し営業減益となった。経常利益は同96.6%減の25億円、当期純利益が同94.4%減の25億円にとどまった。
通期業績見通しは中間期予想の利益を上方修正したが、通期見通しは前回予想を据え置いた。