クラリオンが発表した2011年4〜6月期(第1四半期)の連結決算は、当期損益が3億7500万円の赤字となった。前年同期は1億5700万円の赤字で、赤字幅が拡大している。
売上高は前年同期比16.0%減の374億5300万円と大幅減収となった。東日本大震災の影響で日本国内の新車販売台数が大幅に減少したのに加え、部品供給の逼迫による生産調整の影響、為替換算の影響もあって減収となった。
収益では、コスト削減などに注力してきたものの、減収の影響から営業利益は同97.5%減の1500万円だった。
経常損益は1億4200万円の赤字に転落した。
中間期業績見通しは自動車メーカーの生産状況が前回公表時点よりも回復してきているため、上方修正した。通期業績見通しは中間決算発表時点で見直す。