18日午前10時55分ごろ、大阪府大阪市住吉区内で急病人の搬送要請を受けて出動していた救急車が盗まれる事件が起きた。救急車は信号無視を繰り返して逃走。追跡してきたパトカーにも体当たりした。警察は運転していた39歳の男を逮捕している。
大阪府警・住吉署によると、出動中の救急車が盗難された現場は大阪市住吉区遠里小野6丁目付近。気分不良を訴えた80歳代女性を搬送するために路上へ駐車し、救急隊員3人全員が降車していた際に乗り逃げされた。
通報を受けた同署パトカーが捜索していたところ、信号無視や蛇行運転を繰り返す救急車を発見。クルマは約4kmに渡って逃走したが、大阪市東住吉区駒川3丁目付近の府道で信号待ちで停車した際、突然バックして直後に停車したパトカーへ体当たりした。
双方の車両は小破。署員が運転していた男を取り押さえ、公務執行妨害の現行犯で逮捕している。
逮捕されたのは盗難現場近くに住む39歳の男で、「救急車でドライブしただけだ」などと、意味不明の言動を繰り返しているという。