岸壁からクルマ転落、救助作業中に消防士が下敷き

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9日午前2時15分ごろ、北海道函館市内の岸壁から乗用車が海に転落する事故が起きた。クルマを運転していたとみられる24歳の男性が死亡。救出活動を行っていた函館消防本部の潜水士が海中でクルマの下敷きとなり、意識不明の重体となっている。

北海道警・函館西署によると、現場は函館市港町3丁目付近にある函館港フェリーターミナルの岸壁。「乗用車が海に転落した」との一報を受け、函館市消防本部・水難救助隊が出動。隊員3人が海に入った。

救助活動を行った結果、車内に取り残されていた男性1人を確認。男性を救助して近くの病院へ収容したが、まもなく死亡が確認された。札幌市西区内に在住する24歳の男性とみられている。

クルマにはもう1人が取り残されているとの情報があり、隊員3人は再び海に入ったが、当初は前部を海底に向けた状態で直立していたクルマが何らかの原因で転覆。33歳の消防士長が下敷きとなった。

消防士長は心肺停止の状態で発見され、その後に自発呼吸を開始したが、意識不明の重体となっている。夜間であり、水も濁った状態のため、他の2人が事故の発生に気づくことが遅れたという。

《石田真一》

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