住友金属、新耐食高張力鋼を開発 橋梁用

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住友金属 さび進行抑制効果(加速試験における外観変化)の例
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住友金属工業は、海辺や凍結防止剤が散布されるなどの高塩分環境で、耐食性に優れるスズを添加した新耐食高張力鋼を開発した。この新耐食鋼を使用することで、橋梁の塗替え期間延長、作業軽減などが見込まれる。

鋼製の橋梁は、さびを防ぐため塗装されるが、高塩分環境では塗装キズ部や部材の鋭角部などからさびが広がりやすい。このため、定期的な塗替え補修が必要となる。塗替えまでの期間延長や塗替え作業の軽減ができれば橋梁の維持管理コストが下がる。

同社は、高塩分環境での塗膜部の鋼材腐食メカニズムを分析した。鋼に微量のスズを添加すると高塩分環境での耐食性が高まることを2002年に発見。塗替作業の際のさび除去が不充分な場合もスズ添加で耐食効果があることを確認した。

強度や溶接性など橋梁用鋼材の基本性能を従来鋼同等以上に満たし、高い耐食性のあるスズ添加・新耐食鋼の開発に成功した。

新耐食鋼は、塗装無しでも高い耐食性があるため、無塗装橋梁で使うことも検討している。新耐食鋼で期待できる塗替え補修までの期間の延長や、塗替え作業の簡素化についてさらに検討を進め、鋼製橋梁のライフサイクルコストの低減と、公共投資額の節減に貢献するとしている。
《レスポンス編集部》

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