内閣府が16日発表した3月の機械受注統計によると「自動車・同付属製品」の工作機械の受注が前年同月にくらべ18.2%減と大幅に減少した。
業種別機械受注の内訳によると、自動車・同付属品からの受注は1月が前年同月にくらべ1.8%減、2月が同2.9%増となり、3月に大幅に減少した。震災の影響で生産の先行きが不透明なことが原因と見られる。製造業全体でも前年同月に比べ0.4%減と3か月ぶりの減少に転じており、震災による影響が今後、広がる可能性がある。
民間設備投資の先行指標である電力と船舶を除く民需は、前年同月にくらべ2.9%の増加となった。製造業がマイナスだったのに対し、非製造業は同7.1%の増加だった。