ユタカ技研、震災影響で特別損失5.4億円を計上

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ユタカ技研は、東日本大震災の影響で研究所が被災したことなどから2011年3月期に5億4000万円の特別損失を計上すると発表した。

同社は、栃木県さくら市にある栃木開発センターが地震の影響で建物、研究開発設備の一部が損壊した。4月1日までに復旧が一部完了し、すでに研究開発活動を再開している。

また、生産活動では、震災後も海外向四輪自動車部品、二輪自動車部品、汎用部品は生産を継続してきたが、地震発生以降休止していた国内向四輪自動車部品の生産は4月11日から再開し、現在は通常の5割程度の操業率で生産している。

今後、4月、5月は顧客からの受注減少が継続することが見込まれているほか、今後の操業は状況を見ながら慎重に判断する。

一方、栃木開発センターでの有形固定資産の原状回復費用などに加え、研究開発活動休止期間中、国内向四輪自動車部品の生産休止期間中の固定費として5億4000万円の特別損失を計上する。内訳は災害損失引当金繰入額が1億7900万円、災害損失が3億6000万円。

通期業績見通しは前回予想を据えおいた。

《レスポンス編集部》

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