マツダは3月18日、マツダ工業技術短期大学校(マツダ短大)の第23期生62人の修了式を開催した。第23期生は、マツダの生産部門や試作部門などに配属される。
マツダ短大は、自動車に関する幅広い知識・技術・技能、豊かな人間性を併せ持つ人材育成を目的に設立した2年制の企業内短大。現在、生産現場の社員の約1割に当たる約1200人がマツダ短大の卒業生だ。
マツダ短大では修了式を前に、2年間の集大成となる修了課題の報告会を開催した。課題は「会社創立90周年の想い出を残せる商品『写真を飾れる物』の自動生産ラインの設計・製作」。
第23期生は、学校で習得した知識や技術などを使って8カ月かけて課題を完成した。
マツダ短大の兼綱孝浩校長は修了式で「生産現場では、お客様に喜んでいただける高品質なクルマづくりへ向けて、絶えざる革新を続けています。その中核として期待に応えられるように、ものづくりの技術や技能、ノウハウを先輩から学びとり、自己を磨く努力を続け、マツダ短大の後輩たちの模範となるよう、大きく成長してくれることを強く願っています」と述べた。