教育熱心パパ・ママの意識調査

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教育熱心パパ・ママの意識調査、働くママは足を運んで塾選び お子さんとの関わり方について、あてはまるものをお知らせください
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 電通総研ママラボは3月9日、「教育熱心パパ・ママの意識調査」の結果を発表した。

 同調査の目的は、教育が激変するなかで世の中の親たちは子どもたちに何を期待し、何をしてあげたいと思っているのかを明らかにすること。調査対象は長子が小学生以下の20〜50代男女2,800人、調査時期は2010年9月25〜27日、インターネットによる調査。

 調査では、子どもの教育に関して熱心であるかどうかや教育方針の有無などにより、回答者を4つのグループ(教育熱心パパ:1,000人、教育熱心ママ:1,000人、教育熱心でないパパ:400人、教育熱心でないママ:400人)に分類・定義している。ここでは、教育熱心パパ・ママの回答について、紹介していくことにする。

 教育熱心パパ・ママが子どもに伸ばしてほしい力は、上位から「思考力」54.3%、「自学自習力」54.0%、「文武両道」34.0%となった。教育熱心パパ・ママは、自分自身が子ども時代に「勉強が得意だった」が51.8%、「運動が得意だった」が47.6%となっており、子どもにも自分と同等以上であることを求める傾向があるようだ。

 子どもの進路は「夫婦で相談して決める」が7割と最も多かったが、一方で「自分が主導している」と思っているママは17%に対して、パパは5%だった。また、「相談型」は30代が多く、「主導権型」は40代が多い。「主導権型」はパパ・ママともに「脱ゆとり教育」という意識が強いが、子育て価値観は大きく異なるようだ。

 主導権型のパパは、「自分は子どもの頃、勉強ができた」と思っており、周りから尊敬されたいタイプで、家族の団らんや子育てに対してはやや消極的で亭主関白的な一面がある。「体験」を通じて学ぶことよりも、「勉強」「進学」を重視。ゆとり教育を嫌い、学力を子どものうちにしっかり伸ばしてほしいと考えているため、主導権型ママのように「体験」イベントに興味を示さない傾向がある。また、学校の掲げる教育理念や大学進学率は重視する一方で、「国際力を伸ばす教育」に対する関心は低い傾向。アウトドア活動のようにパパが主役になれるイベントには、ピンポイントで積極的に関与するようだ。

 主導権型ママは、「男女は平等であるべき」という意識が強く、また自らの成長欲求が強い。ふだん気を張っている一方で、「ストレスから解放されたい」欲求も高い。子どもには「精神力」を期待するようだ。

 一方、相談型のママは、学校には「国際力を伸ばす教育」を求めるが学費にはシビアで、子どもにイベントを体験させたことが多い。体験を通して身につけてほしいのは、「自然を大切にする心」「社会のルールを守ること」「社会や人のためになりたいと思う気持ち」などコミュニケーション力を重視している。

 教育熱心パパ・ママの子育てスタイルは、「子どものためになる教育について真剣に考えている」が31.7%、「子どもが自主的に勉強できるように、工夫して導いている」が23.4%。また、「家庭での学習は、自分で見てあげたい方だ」が31.2%で、「子どもに新しいことを教えるときに、たとえ話をうまく利用している」が28.7%となった。ほかには、子育てのためなら多少の我慢をしても子育てに専念したいが46.4%、さらに毎日の生活を楽しむ工夫をしているのは46.3%で、本人の成長欲求も強く「常に成長したい」が52.0%となった。

 子どもの塾選びの際に参考にした情報源については、「ママ友の話・評価」が55.2%で最も高く、習い事選びでも「ママ友の話・評価」が44.7%で最も高かった。参考として、2009年1月に調査した自動車・低アルコール飲料購入するときに参考にした情報源は、「ママ友の話・評価」はそれぞれ、0.9%・1.9%だった。この数字と比べても、塾や習い事選びにはママ友の情報が特に重要であることがわかった。

 教育熱心な有職ママは、子どもの塾選びに参考にした情報源として「塾の無料体験」「塾の説明会」「塾の先生の話を直接聞く」が特に高く、仕事の合間に実際に塾まで足を運んで検討している様子が伺えた。また、「ママ友の話・評価」は全体平均より低い一方で、「地域・近所の人の話・評価」「自分の子どもの話・評価」「クチコミ情報サイト」「比較サイト」が高いことから、幅広い口コミ情報を参考にしていると考えられる。

教育熱心パパ・ママの意識調査、働くママは足を運んで塾選び

《前田 有香》

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