韓国のキアモーターズは、1日に開幕したジュネーブモーターショーにおいて、新型『ピカント』を初公開した。
ピカントは2004年に登場。地元、韓国では『モーニング』を名乗る。欧州にも輸出されており、Aセグメントに属するキアの入門モデルの役割を担っている。
2代目となる新型は、ドイツ・フランクフルトのキア欧州デザイン部門が設計。従来からの5ドアに加えて、新型には3ドアも用意される。大きく口を開けたバンパーはアグレッシブな雰囲気。テールランプのデザインも個性的だ。
ボディサイズは全長が3600mmで、先代比で60mmプラス。ホイールベースも15mm伸びた。この効果で、フロントのレッグルームは最大36mm増加。荷物スペースの容量も27%増え、200リットル(VDA計測法)を確保する。
欧州向けのエンジンは、「カッパ」と呼ばれるガソリンユニット。中でも1.0リットルの直列3気筒エンジンは、欧州複合モード燃費23.83km/リットル、CO2排出量95g/kmという環境性能の高さが売りだ。
新型ピカントは、年内に欧州市場で発売。今回のジュネーブにはイエローのモデルが展示された。ピカントというネーミングといい、『ポケットモンスター』シリーズの「ピカチュウ」を連想する人は多いに違いない。