日本電産は、子会社の日本電産テクノモータホールディングス、日本電産シバウラ、日本電産パワーモータの3社を合併すると発表した。
モーター事業の開発・製造・販売のスピードを上げることで、事業の成長を加速させため、3社に分散している経営資源を集約、競争力を強化する。
テクノモータはパワーモータとの間で、3月21日付けでパワーモータのテクノモータ以外の株主に対して、日本電産の普通株式を対価として交付する株式交換を実施し、パワーモータをテクノモータの完全子会社とする。このため、日本電産は保有する自己株式1162株をテクノモータに割当てる。
同時に、テクノモータを存続会社としてパワーモータを吸収合併する。シバウラは、4月1日付けでテクノモータに吸収合併される。
日本電産は、中期経営計画で2015年度までに売上高2兆円の企業グループ形成を目指している。この達成のためには家電・産業用モーターを今後の中核となる成長事業の一つと位置付けており、グループのモータ事業を再編する。