米国の自動車専門誌、『Car and Driver』は23日、毎年恒例の「10ベストカー」を発表した。
これは1980年代から続く同誌の名物企画で、現時点で米国において販売されている新車価格8万ドル(約670万円)以下のモデルの中から、最も推奨できる10台を選出するもの。あえて順位はつけず、「10ベスト」としているのが特徴で、各自動車メーカーも10ベストに選出されたことを販促活動に利用するのが常だ。
「10ベストカー2011」のリストは以下の通り(アルファベット順)。
●BMW3シリーズ/M3
●キャデラックCTS-V
●シボレー・ボルト
●フォード・マスタングGT
●ホンダ・アコード
●ホンダ・フィット
●ヒュンダイ・ソナタ
●マツダMX-5ミアタ(ロードスター)
●ポルシェ・ボクスター/ケイマン
●フォルクスワーゲン・ゴルフ/ゴルフGTI
注目できるのは、韓国車として初めて選出されたヒュンダイの新型『ソナタ』。同車はトヨタ『カムリ』やホンダ『アコード』に対抗するミッドサイズセダンで、今年1〜10月の米国新車販売は、前年同期比59.4%増の14万9123台と好調に推移している。
日本メーカーでは、ホンダが『アコード』と『フィット』の2台、マツダが『ロードスター』1台の合計3台。とくに、ホンダ・アコードは、1998年から連続14回選出と強みを見せた。
一方、トヨタは1台も選ばれなかった。また、GMの新型プラグインハイブリッド、シボレー『ボルト』が10ベスト入りを果たしている。