曙ブレーキ工業が発表した2010年9月中間期の連結決算は、経常利益が76億3600万円となり、黒字に転換した。前年同期は6億円の赤字だった。
自動車生産台数の回復で各市場で受注が回復したのに加え、2009年12月に独ボッシュから買収した米国の2工場が堅調で、売上高は前年同期比98.3%増の1167億8100万円となった。
収益も原材料価格の上昇があったものの、売上げの増加やコスト削減の徹底で、営業利益は82億5600万円。当期純利益は49億5200万円で、前年同期1億6700万円の赤字から黒字化した。
通期業績見通しは、売上高が同68.4%増の2200億円、営業利益が同168.1%増の125億円、経常利益が同311.9%増の110億円、最終利益が同215.5%増の65億円となる見通し。