警察庁は9日、2010年9月から11年2月までの半年間、飲酒運転を理由に取消処分者講習を受講する人に対して、神奈川県警察、愛知県警察、大阪府警察、愛媛県警察の4府県警察において新しい取消処分者講習を実施すると、発表した。
新しい取消処分者講習は、08年度・09年度の2か年で実施された常習飲酒運転者に講ずべき安全対策に関する調査研究で行った、試行実施の結果等を踏まえたもので、今回モデル事業として実施される。
今後、半年間モデル事業を実施した後、モデル事業の検証を行った上で、全国の都道府県警察において実施する新しい取消処分者講習のカリキュラムを策定し、13年度を目途に全国において実施するとしている。
新しい取消処分者講習の特徴は、これまで2日連続で行なわれていたものを、30日の間隔をあけて2日行なうものとなっている。30日分日記の記入のほか、講習には「アルコール使用障害に関するスクリーニングテスト」や、短時間のカウンセリングなども盛り込まれた。