スズキは、湖西工場(静岡県湖西市)の隣接地に「湖西納整センター」を竣工し、8月17日から稼働を開始する。
自動車を顧客に納車する前に点検・整備を行なうが、中部地区では、愛知県豊川市の「豊川納整センター」で行ってきた。今回、新設した湖西納整センターに移管し、業務効率の向上、完成車輸送のコスト削減を図る。
納整センターでは、自動洗車設備、用品組付け工程、モータープールなどを設置する。ディーラーや販売代理店がこれまで行ってきた納車整備を一括集中して行う。納車整備能力はフル稼働時で月間8000台。
各販売代理店は業務の簡素化が図れ、顧客の納める車両の品質の向上を図る。また、整備済車両は各営業拠点に直送し、拠点間での物流の効率化や車両保管に使用していたスペースの有効利用などにも有効。
スズキは、1994年9月に納車整備を統括・管理する子会社スズキ納整センターを設立し、全国で納車整備拠点を拡充してきた。
現在、稼動している全国9か所の納整センターに加え、東北納整センター(青森県八戸市)南九州納整センター(鹿児島県霧島市)にも建設中だ。