ホンダの近藤広一副社長は30日に発表した2011年3月期の第1四半期決算について、営業利益は「実力として1500億〜1600億円程度」との見方を示した。
同期の営業利益は前年同期比9.3倍の2344億円となり、第1四半期としては過去最高と急回復した。ただ、本来計上すべき費用が600億円くらい7月以降に後ズレするなど、同期の季節的な要因があったと説明した。
一方、今期を通じた四半期あたりの収益体質については営業利益で「1300億円ないし1500億円くらい」との見方を示した。コストダウンの実力が増したことや、アジアを中心とした2輪車の販売が好調に推移していることが、収益力の押し上げになっていると分析した。